化粧品販売会社に勤めるサラリーマンの徒然ブログ

化粧品販売会社に勤めるアラフォー男です。基礎化粧品にまつわるいろんな話をしていこうかと。そのほか、趣味の音楽やレトロゲーム、何気ない日常についてもたぶん書くと思います。

化粧品の使用期限について~開封後でもある程度は大丈夫

先日、妻からこんな質問を受けました。

「この化粧水、開けてからけっこう日にちが過ぎてるんだけど、まだ使えるのかしら?浮気して他の化粧水を使ったら、そっちのほうが良くなっちゃって…^ ^;

それからほったらかしだったのよねぇ」

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この浮気性め(笑)

いやいや、そういうことってありますよね。特に化粧品は、次から次へと新しい製品が生まれるし、目移りするのは当然だと思います。

そもそも、自分にぴったりの化粧品を見つけるためには、あれこれ買ってみる必要もありますし。

で、妻が気にしてるその”フラれちゃった”化粧水を見てみました。

特に変色しているとか、へんな臭いがするとかはなかったです。成分的にも、防腐作用のあるものがちゃんと入っているので、使っても問題はないかと。

そう伝えると、

「あら、そう。ありがと♪でも、新しい化粧水のほうが気に入ってるから、それもういらないのよねぇ…」

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結局、いらないんかいっ!

…ってことで、僕が使うことになりましたとさ(笑)

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ええっとですね、化粧品の使用期限ですが、基本的に開封していなければ3年はもつと言われています。

これは医薬品医療機器等法(旧薬事法)でも以下のように定められています。


基本的に化粧品は製造または輸入後、適切な保存条件のもとで3年を超えて性状及び品質が安定なものでなければならず、3年以内に変質する恐れのあるものは使用期限を表示しなければならない


多くの化粧品の容器やパッケージを見ても、使用期限は書かれていないはず。書いていないということは、3年は大丈夫という解釈でOKです。


ただ…、今回の妻のように一度開封したものに関しては、製造販売側も責任は取れないですよ、というスタンス。

というのも、どんな使い方をしているのか、どんな保管のしかたをしているのかなんてことはわからないからです。

一応、製造業者は開封後の雑菌繁殖の試験とかはしてますけどね、もちろん。そのうえで、過去のデータなんかもふまえて、お肌に負担にならないような防腐作用を付与しています。

それでも、一度フタを開けた化粧品はなるべく早く使い切るに越したことはありません。

特に気温や湿度の高い夏場。直射日光の当たる暑い場所の保管は避け、早めに使い切りましょう。

また、ビタミンC誘導体が入ったコスメも早いほうがいいです。誘導体化されているので、純粋なビタミンCよりはもちますが、それでも時間とともに容器内での酸化は進みます。


化粧品は基本的に、冷暗所で保管していれば開封後でもある程度はもちます。

でも、異臭がしたり変色が見られたり、あるいはテクスチャーが明らかに変化していると感じたら使用は控えましょう。