スキンケアにおける保湿のカギを握るのがセラミド
「お肌に水分を与えるには、とにかく化粧水よね」
「安い化粧水をバシャバシャつければしっとりうるおう」
これ、半分正解だけど、半分間違いです^ ^;特に保湿という観点からは、間違った考え方です。
化粧水というのは名前の通り、そのほとんどが水でできています。この水の割合が少なくなると乳液やクリームになるのですが、化粧水の場合は水が約8割もの割合を占めてるんです。
化粧水をつけると、たしかにお肌は湿って潤います。でも、ご存知の通り、水というのは蒸発しますよね?
つまり、潤うのは短い時間であって、消えてしまえばまた元通りです。そのため、化粧水をいくらたくさんつけても、それは保湿できたことにはなりません。
なぜなら保湿とは、漢字が示すとおり湿気を保つことだから。
スキンケアにおける保湿というのは、長い時間お肌にうるおいを維持させることなんですね。
では、長時間うるおいを維持させるためにはどうしたらいいのか?
それには、外から水分を与えるんじゃなくて、中から水分を逃がさないという考え方に変える必要があります。
実をいうと、お肌にはもともと水分を逃がさない機能が備わっているんです。それが最近の化粧品でも話題のセラミド。
セラミドは「細胞間脂質」とも呼ばれる物質で、お肌の角質層に存在するものです。しかし、加齢や洗顔によってどんどんと失われてしまうことがわかっています。
このセラミドが不足すると、お肌の水分は逃げてしまい乾燥を引き起こすわけです。
じゃあ、化粧品でセラミドを補えば!
そうです。お肌のバリア機能がアップして、水分を逃がさない強い肌を維持できるんですね。
スキンケアにおける正しい保湿とは、外から水を与えるのではなく、セラミドで水分を蓄えることが正解なのです。