化粧品販売会社に勤めるサラリーマンの徒然ブログ

化粧品販売会社に勤めるアラフォー男です。基礎化粧品にまつわるいろんな話をしていこうかと。そのほか、趣味の音楽やレトロゲーム、何気ない日常についてもたぶん書くと思います。

サイクルプラスエンリッチローション~ビタミンC誘導体の効果を最大限考えた化粧水

前回に引き続き、今回もまた化粧品レビューのコーナーです。

第2回目はビタミンC誘導体を配合した化粧水、サイクルプラスエンリッチローション

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これ、化粧品関連の仕事をしている私としては、いろいろ語りたいところが多い製品でして、実際に買って使ったこともあります。

けっこう他社の化粧品、買うんですよ、私。リサーチもかねてですけど^ ^;

 

さて、このサイクルプラスエンリッチローションですが、大きな特徴として2剤式を採用してるってことがあげられます。

ベースとなる液体とビタミンC誘導体の粉末とに分かれていて、商品が届いたら自分の手で混ぜ合わせてはじめて化粧水が完成。

つまり、製品が手元に届いてすぐ使えるわけではなく、最初に作業が必要なんですね。

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「でもさ、なんでわざわざそんな面倒くさいことを消費者にさせるの?はじめから完成させておけばいいのに…」

たしかにそうです。だって、ビタミンC誘導体の化粧水は他にもいっぱいあって、それらは2剤式なんて形をしていないですもんね。

実は、サイクルプラスエンリッチローションが採用しているビタミンC誘導体はAPPSと呼ばれるもので、これは安定性がとても低いという欠点があります。

性能はいいんですよ。浸透力は高いし、シミだけでなく毛穴やたるみなどエイジングケア全般に効果的だし、乾燥しにくいからお肌にやさしいし。

でも、とにかく安定性がよくない。だから、使用期限がすごく短いんです。

化粧品業界では、APPSの使用期限は約1ヶ月というのが常識。これは、液体に溶かしてから1ヶ月間ということであり、フタを開けて使い始めてから1ヶ月じゃないですよ。

つまり、製造日から1ヶ月なので、在庫として保管されている期間も含まれてしまうわけです。

ということは・・・、在庫期間が思いのほか長かった製品だと、消費者の手元に届いたときには、すでに効果が失われ…ゴニョゴニョ(自主規制^ ^;)

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ゴホン、ゴホン。え~、失礼しました。

引き続きサイクルプラスエンリッチローションの説明をば。

ローションとパウダーに分けた2剤式だと、自分で混ぜ合わせたその日が製造日ということになります。

だから、新鮮なビタミンCをお肌に与えることができるんですね。

手作り化粧水にこだわる方は、この事情がわかっているからわざわざ原料を自分でそろえて作るんだと思います。

サイクルプラスエンリッチローションは、この手作り化粧水に近い感覚ですね。

 

ただ、ビタミンC誘導体以外にも、なかなか良い成分が入っているため侮れません。

APPSの効果をより高めてくれるビタミンE誘導体(TPNa)、美白効果が期待できるアルブチン、お肌の乾燥を防ぐヒアルロン酸などなど。

化粧水という分類ではありますが、成分的には美容液といっていいくらい。

それでいて、価格はリーズナブルなんですよねぇ。美容液って、基本的にどれもこれも高いじゃないですか^ ^;

 

APPSの不安定さを解消して、さらにリッチな成分を配合。まるで美容液と言ってもいいレベルの化粧水。

他社製品ながら、よく考えられているなぁと思います。

 

サイクルプラスエンリッチローションは、いろんなブログで紹介されていますけど、私がネットサーフィンしていて、

「このサイトはなかなか詳しく書いてあるな」「このサイトの運営者は成分のことをよくわかってらっしゃる」と感じたのは以下のサイトです。

信頼できる内容なので、気になる方は一度ご覧になってみてください。

サイクルプラスエンリッチローションの口コミや効果をまとめたHP