化粧品に配合されているコラーゲンでしわやたるみを改善できる?
しわやたるみ、ハリ感不足にはコラーゲンを。若いころのようなプルプルお肌を取り戻すには、弾力物質であるコラーゲンを補充する。
もしかしたらあなたも、そんな思いでコラーゲン配合の化粧品を使っているかもしれませんね。
ただ・・・
今回はそんなあなたに、ちょっと酷な話をしなければなりません。。。
実は・・・
加齢によって衰えたコラーゲンは、スキンケアで補充することはできません。
本当にごめんなさいm(_ _)m
って、僕があやまってもしょうがないんですけど^ ^;
ええっとですね、そもそもコラーゲンというのは私たち人間の体にもともと存在する物質で、冒頭で述べたとおり肌のハリや弾力を生み出しています。
どこにあるかというと、表皮の下の真皮層という部分。
このコラーゲンが年齢とともに不足したり衰えたりすることで、肌全体を支えられなくなり、しわやたるみとなってしまうわけです。
「だから化粧品でコラーゲンを補えばいいんでしょ?」
そう思ったあなた。上の画像をよ~くご覧になってみてください。
コラーゲンを必要としている真皮層に届けるには、まずは表皮を通過して、さらに表皮と真皮の境目にある基底層も突破しなければなりません。
実に高いハードルだと思いませんか?
そもそもコラーゲンという物質は、分子のサイズが非常に大きいため肌の奥深くに入ることはできません。
「じゃあ、なんで化粧水にコラーゲンが入っているの?」
化粧水に限らずいろんなコスメにコラーゲンが入っている目的は、ずばり保湿です。コラーゲンには水分を蓄える性質があるため、潤いキープに向いているんですね。
つまり、コラーゲン配合の化粧品をつけても本当に欲しい真皮層に届くことはなく、肌表面に乗っかって保湿成分として働くだけ。
真皮層に届かないわけですから、加齢によって衰えたぶんを補うことはできないんです。
しかし、コラーゲンで保湿がきちんとできれば、お肌はふっくらしてもちもちのプルプルになります。水分量が保てれば、お肌にはみずみずしいハリがうまれます。
逆に乾燥してしまうとキメが乱れてしわも目立ってしまいますよね。
コラーゲンは保湿成分としては優秀なので、つける意味はあるんですよ。